Unity Asset StoreでAssetをリリースする方法 May-2019
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Unity Asset Storeでアセットをリリースしたくはないですか?
興味がある方は今すぐにAsset Publisherになりましょう٩(๑òωó๑)۶
Unity Asset Store Publisherアカウントを作成する
1.Unityのアカウントを作成する
https://id.unity.com/account/
からUnityのアカウントを作成します.Unityのアカウントをすでに持っている人は次に行ってください.

2.提出のガイドラインを読みましょう
公式のPublisher登録の方法にはガイドラインを読むことが2番目に入っているので読みましょう笑
https://unity3d.com/jp/legal/as_provider
https://unity3d.com/jp/asset-store/sell-assets/submission-guidelines
3.Publisher登録をする
https://publisher.assetstore.unity3d.com/
から登録を進めます.先程作成したUnityアカウント,または既に持っているUnityアカウントでログインすると以下のような画面になります.

一番下のCreate a new Unity Asset Store Publisherをクリックすると以下の画面に遷移します.

空白を埋めていきます.以下の例は自分はこうしました〜ってやつです.
- Name
ニックネーム(アルファベット) - Url
Unity Connect(https://connect.unity.com/) で自分のプロフィールを作成し,その自分のプロフィールページのURLを記入 - Description
自己紹介文.自分は「Beginner unity engineer」にしました(*´・ω・) - Customer Support
UrlはさっきのURLと一緒でUnity ConnectのプロフィールページのURLを利用
E-mailは自動で入っているはず.Assetのサポートなどに使われる
- Business Contact
「ここに入力したものは外部からは見えない」
Customer Supportの欄と一緒だが,電話番号だけ入れる.
UnityさんからのメールだけAssetのサポートメールのアドレスと変えたい場合はここにそのアドレスを記入する. - Technical Contact
Business Contactと一緒.なにか特殊な場合があるときだけ,メールアドレスや電話番号を分ければ良い. - Key Images
Small : 自分は登録されてない.
Lare : 以下のようなアセットのPublisher情報のページで表示される.(登録しなくてもいけた笑)

全て記入し終わったら,右下の方に保存するボタンああるので押すと以下のような画面が表示されるので,読んでから「Accept Terms of Service」にチェックを入れ「OK」を押す.

以下のページあ表示できるようになったらPublisherの登録は完了しました.
ひとまずお疲れ様ですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*

開発したアセットをPublishする
ここからが本番です.開発したアセット,スクリプトやエディタ拡張,Shaderや,3Dモデル,スプライト…いろいろあると思いますが,以下の方法でそれらのPublishができると思います.
アップするアセットの情報を入力する
赤枠の「Create New Packae」をクリックすると新規Draft(審査に掛けたいアセット)の登録ページに遷移します.

次のページで上から全て情報を入力していきます.

Package Detail
- Version : アセットのバージョンを入力する.はじめは1.0.0で良いと思うが厳密にはバージョンの番号の振り方はルールがあるので調べてみるといいかも
- Version changes : 今回のバージョンではどの様な変更点があったかを英語で入力.初めてのリリースならFirst release.次回からはBug fixなど適宜書く.
- Category : Publishするアセットのカテゴリーを選択する.Editor Extentions/ は1プロジェクトに1購入をしなければならなくなったりするなど,あったりもする.
- Price : 売りたい価格.無料の場合はFreeにチェックを入れる.有料の場合は現在4.99ドル以上でないと販売することができない.販売価格の70%が還元されることを考えながら価格の設定を行う.

Metadata & Artwork
端から入力をしていく.初期ではEnglishの入力項目しかないが,日本語での情報入力を行うにはAdd Japaneseをクリックする.

上記はMetadataの入力例
- Title : アセット名.ここでアセットの名前を入力します.ここに入力したものが全ての場所で表示されるアセット名になります.
- Description : アセットストアで表示されるアセットの説明文.一部のhtml記法が使える.
- keywords : 関係のあるワードを入力する.日本語は使わないほうがいいのかな(?)1単語ごとにスペースを入力する.
入力が完了したらSaveを押し左上のGo Backから前の画面に戻る.

上記はKey Imagesの設定例.
様々な場所に表示されるイメージ画像を設定する.
解像度が定義されているものと完全に揃っていないと,受け付けてくれないので注意.
また以下のことをすると審査に落ちやすい(落ちる)[2019-06-06現在]
- サムネイル内にUnityロゴを入れる
- サムネイルに説明のための文章を大量に書く
Adobe Illustrator形式のテンプレートを以下においておく.
サムネイル作成用のサンプルテンプレートファイル DL

ここまで来たらPublishしたいアセットを開発しているUnityエディタ側に戻り,アセットのファイルをアップロードする.

PublishしたいアセットにUnity Asset StoreからAsset Store Toolsをインポートする.

インポートが完了するとUnityエディタ上部のタブにAsset Store Toolsのタブが表示されるので,赤枠の中のPackage Uploadをクリックする.


インポートしてから一回目のアップロードの時にはアカウントのログイン画面が表示される.
- username : UnityPublisherに登録したアカウントのメールアドレスを入力する.
- パスワード
入力が完了したら,Loginボタンをクリック.

現在アセットストアにPublishしようとしている,アセットが表示されるので,該当のアセットを選択する.
右側が
- Draft : 申請前.説明分や画像などを設定中のもの
- Published : 現在Asset StoreでPublishしているアセット
- Pending Review : 審査中のアセット
- Decline : 審査で却下されたアセット
で表されている.
ここまで情報などを入力してきたアセットはおそらくDraftになっていると思われる.
2.Select assets folderからアセットが含まれているフォルダを選択する.
3.Select main assetsでアセットのパッケージに含めたいファイルを全選択する.(アセットのファイルが多いと大変…)
4.Upload packageで選択が完了したらクリックする.
※ここで毎回思うこと…
2.Select assets folderで選択するフォルダ名はアセットが分かりやすい方がアセットを実際使うユーザにとっては嬉しい.また,このフォルダ内に恐らく大半のアセットはDemoシーンを含めると思うが,そのDemoシーンのSceneファイル名をSampleScene.unityのままにしておくと色々と良からぬことが起きるので”AssetName”Demo.Sceneとかに変更して欲しい(小声)
アセットのアップロードが完了するとWeb側がこのようになる.なっていない場合はページのリロードを行うとよい.


上の画像の赤枠のEditをクリックし,アップロードしたアセットパッケージの依存などの詳細を設定する.
上から順に説明する.
- このアセットは特定のプラットフォームでしか動作をしないものか?Yesを選択すると動作するプラットフォームを選択する項目が出現する
- 特定のUnityバージョンでしか動作しない設計になっているか
- 対応しているSRP(スクリプタブル レンダリング パイプライン)の種類を選択する.特に分からなければNoで良い.
- このアセットを動作させるには他のアセットが必要であるか?必要な場合はYesを選択しアセットのURLを記入.

4.Reviewでは実際にアセットストアでPublishした際にはどのように表示されるかを確認できる.

Auto publishは審査が通過したら自動的にアセットストアに出品するかどうか(自分はいつもチェック入れてる)
I own the rights to sell these assetsにチェックを入れ,Submitをクリックする.

このダイアログが表示されたらOKをクリックすることでアセットのバージョンが審査に入る.
これでいいかちゃんと確認してからOKを押して下さいね(o・ω・o)
またこのCommentsにはセールよやりたいときなどに〇月〇日まで〇〇%割引きセールを行いたいなどといったことを書くこともできるらしい.(自分はやったことないが…)
OKを押したあとVersion Submitted!と表示されたら1通メールが届くのでUnityさん側にアセットが送られたことがそちらからも確認できる.
だいたい初めてのアセットは長くて2週間,2回目からの審査は体感的に営業日3日くらいで通過,却下がメールで送られてくる.
審査が通過したら先程のAuto publishにチェックを入れておくことで自動的にアセットストアに出品される.
審査でアセットが却下されてしまうよくある理由
ドキュメントを入れていない
アセットストアに出品するのにはドキュメント(説明書)を同梱することが必須です.
txtファイル,pdfファイル,mdファイルといったように形式は自由で大丈夫なので同梱をしましょう.
このファイルもいつも自分が書いている簡単すぎるドキュメントの雛形をおいておきます.
ドキュメント tex形式ファイルサンプル DL
ドキュメント md形式ファイルサンプル DL
ライセンスを明記していない
プログラムを配布する場合githubなどから拝借したソースなどを含んでいる場合は,いかなる場合においてもライセンスは遵守しなければなりません(難しいが)
なので他人のソースなどを拝借する場合などには前もって何ライセンスで配布されているのかをしっかり調べてから使わさせて頂かなければならないのですが…
(自分の場合MITライセンスかApacheライセンスじゃない限りほとんど,そっ閉じします)
様々なライセンス形態がありますが,MITライセンスのソースを含んでいる場合には以下の記述を行います.
ドキュメントの最後にライセンスをそのままコピペする.
以下はコピペする文章の例.
——————————
The MIT License (MIT)
Copyright (c) 2018 nmxi
——————————
Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the “Software”), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions:
The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.
THE SOFTWARE IS PROVIDED “AS IS”, WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.
アセットストアの説明文,上記で設定したMetadataの文章の最後あたりにでも以下の例のような文章を追記する.
このアセットには以下のようなものが含まれています.
”MIT license”で提供されている”〇〇〇〇〇〇”
詳細はPackage内のThird-Party Notices.txtを参照して下さい.
アセットのドキュメントとは別にThird-Party Notices.txtというファイルを作成し,そのtxtファイルの中にもライセンスをコピペする.例は以下
Third-Party Notices.txt
This asset is governed by the Asset Store EULA. however, the following components are governed by the licenses indicated below.
——————————
The MIT License (MIT)
Copyright (c) 2018 nmxi
—————————–
Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the “Software”), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions:
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最後に
みんなで日本のUnityアセット界隈を盛り上げていこうヾ(。>﹏<。)ノ゙